パソコンパーツ部門
パソコンパーツ部門大賞
受賞ポイント
- ビデオカードなしでもPCゲームを楽しめる高性能な内蔵GPU(Radeon 760M)を搭載
- 電源やクーラーなどを工夫すればコストを抑えられる柔軟性の高さ
- Socket AM5対応で、「Ryzen 7000」シリーズなどと同じマザーボードが利用可能
大賞寸評 内蔵グラフィックも高性能で、トータルコスパが非常に高いCPU
パソコンパーツ部門の大賞に輝いたのは、今年もまたAMD「Ryzen」という結果になった。過去の価格.comプロダクトアワードを振り返ってみると、2020年からこれで5年連続の受賞ということになる。「Ryzen 恐るべし!」と言わざるを得ないほどの安定した評価だ。
Ryzenがここまで高い人気を維持しているその理由は、処理性能の速さと安定性の高さ、そして総合的なコスパの高さということになるだろう。本モデル「Ryzen 5 8600G」についても、AMDの最新プラットフォーム「Zen 4」に対応し、6コア/12スレッドで動作。ミドルレンジのプロセッサーながら処理性能は上々だ。注目なのは、内蔵されるグラフィック機能(GPU)。比較的高性能と言われる「Radeon 760M」(8コア)を内蔵しているため、別途グラフィックボードを購入しなくても、ある程度すぐれたグラフィック性能を発揮するとされている。実際に本モデルを使ってPCを自作したユーザーの声などを見ても、ゲームなどもそこそこ高速なスピードで楽しめるようで、そういう意味でも、3万円台で買える統合APUとしては、トータルのコスパはかなり高。もちろん、一般的なデータ処理も速く、デジタルカメラのRAW現像などをメインに行っているユーザーからも高評価を得ていた。2024年のキーワードであった「AI」についても独自の「Ryzen AI」に対応しており、将来的なAI利用においても、十分活用できそうな点も、本機の評価を高めた一因だろう。
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| プロセッサ名 | Ryzen 5 8600G |
| ソケット形状 | Socket AM5 |
| コア数 | 6コア |
| TDP | 65 W |
レビューピックアップ
さん
処理速度に満足です【処理速度】事務処理にはもったいないCPUです【安定性】安定して動作中です【省電力性】ケースを開けて確認しましたが、CPUの発熱も少ないようです【互換性】Windows11をインストールしていますが特に問題はありません【総評】5段階評価の5です
さん
【処理速度】必要十分、やはりCPUは6コアが最もコスパが良いと感じる。【安定性】AM5もだいぶこなれてきたのか特に不安定になることも無く、メモリOCも可能であった。【省電力性】65WTDPなので十分省エネかと。【互換性】AM5は今後2027年までサポートが続く様なので将来も互換性は安泰かと。
レビューデータ
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評価項目
受賞製品評価
カテゴリ平均値
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処理速度
- 4.87
- 4.56
-
安定性
- 4.96
- 4.72
-
省電力性
- 4.69
- 4.25
-
互換性
- 4.60
- 4.40
※2024年11月時点でのデータです。
グレート ピレニーズさん
付属しているCPUクーラーが低負荷時はかなり静かだったので重い処理をあまりさせないなら付属クーラーで十分かも。フルHDならそこそこゲームも遊べて省電力なのでこの性能なら十分満足できます。CPU内蔵GPUの性能も昔と違って、おまけレベルではなく実用レベルになってきていてコスパのいいPCを組めて良いです。