データでサービスの成長を支援。
業務の枠にとらわれず、プラスアルファの提案を

Webアナリスト
2020年 中途入社

大学卒業後、総合通販事業を営む会社に入社。ECサイトのマーケターとして主にデータ分析業務に従事。UI/UX改善や、サイト内接客施策・販促施策の企画業務にも携わる。また4年目からはCRMも併せて担当し、ECサイト運営に関して幅広く経験。2020年にカカクコムに入社し、グループが運営する各種サービスのマーケティングを支援している。

横断型の分析専門チームの存在が入社の決め手に。
職種として独立しているからこその豊富な知見

転職先にカカクコムを選んだ理由を教えてください

前職では総合通販事業を営む会社でECサイトのマーケターをしていましたが、オフライン施策の影響も大きく、ユーザー層も広くはありませんでした。今後はWebマーケティングの知識や経験をより積んでいきたいと考えて、その領域に強く、知見が豊富にある会社への転職を考え始めました。

カカクコムを選んだのは、データ分析専門のチームがあったことが大きな理由です。ほかの企業の選考も受けていましたが、Webサービスを展開している企業であっても、企画担当者がデータ分析を兼ねているところが多く、チームとして組織化されているところはあまり見かけませんでした。サービス横断でデータ分析を支援するチームがあれば、その分学べることも多いのではないかと考えたのです。

また、Webサービスに携わりたいという気持ちはありましたが特定のサービスにこだわってはおらず、幅広いサービスを展開している点も魅力に感じました。当社であれば、ショッピング、グルメ、求人、旅行など展開しているサービスの幅が広く、サービスごとに利用するユーザー層も異なるので、多種多様なデータを扱うことができる面白さがありそうだなと思いました。

マーケティングのスペシャリストとして、
様々なツールを精通し、サービス成長を支援する

担当業務について教えてください

カカクコムグループが運営するサービスを横断で支援するマーケティング本部に所属し、データアナリストとして「価格.com」のショッピング領域のデータ分析や解析業務を担当しています。

業務は大きく分けて二つありますが、まずそのうちの一つをご紹介します。それは、データ分析の観点からサービスの成長を支援する業務です。
価格.comのショッピング領域では、企画担当者自身で日々のデータ分析業務を行っているのですが、新規企画のリリースや、大規模なコンテンツ改修を行う際に私の部門に相談があり、企画を進めるために必要なデータの集計やツールの整備などをサポートしています。
具体的には「KPIに設定した数値を定期的に取得するにはどうしたら良いか」「こういうデータを取りたいのだけれど、どのようなツールを利用すれば良いか」「ABテストの仕方を教えて欲しい」などの相談を受けます。当社ではアクセス解析ツールやABテストツール、ヒートマップツールなど様々なツールを導入しているのですが、その中から依頼にあったツールを提案したり、データが抽出できるように設定をしたり、使い方をレクチャーしたりします。

各ツールでどのようにデータを収集しているかが分からないと、データのもつ意味も正しく判断できないため、企画担当者よりも深いレベルでデータやツールの理解が求められます。日々習得していかなければならない大変さもありますが、依頼される内容が毎回違うのでいろいろな経験を積むことができますし、取り組み方をその都度考えていける楽しさがあります。

価格.comのメディア価値をデータで証明。
クライアントの納得感を生み、事業成長に貢献する

もう一つの担当業務について教えてください

データ活用を通じて広告収益を拡大し、事業の成長を支援する業務です。価格.comの広告販売を行う営業担当者からの要望を受けて、クライアントへの提案に必要なデータの抽出や分析を行っています。必要に応じて広告メニューのプランニングにも携わります。

先ほどお話した業務と異なるのは、価格.comのメディアとしての価値を深く考えていく点です。クライアントにとって価格.comは数あるメディアの中の一つとなるため、出稿先として選んでいただけるように価格.comの特徴を言語化し、クライアントの課題を理解した上で、データをもとに価格.comの広告活用方法を提案していく必要があります。クライアントの視点からメディアの価値を考えて、アピールするという業務はこれまでに経験したことがなく、新鮮さと同時に試行錯誤していく面白さがあります。自分自身がクライアントに提案するわけではないので、関わり方も含めて難しい部分がありますが、徐々に成果も見え始めていて、相談を受ける案件数が増えています。

興味や関心を持ち、プラスアルファの提案を。
自分ならではの分析で差を見出していく

仕事をするうえで大切にしていることを教えてください

データ分析の依頼があったときに、プラスアルファの提案をすることを大切にしています。
例えば「価格.comのこのカテゴリーの昨年のトラフィックを教えて欲しい」という依頼を受けた場合、「昨年以外のデータもあった方が良いのではないか」「今伸びている製品はどのようなもので、その理由はどのようなことか」など、依頼の背景を把握した上で提案することを心がけています。

依頼されたデータを渡すだけでも要望を満たせますが、それだと誰が対応しても同じような結果になります。依頼を受けた案件に対して興味や関心を持ち、担当者とコミュニケーションしながら深く理解していく方が、データを活用したより良い提案ができると考えています。業務の負荷は高くなりますが、その分業務が楽しくなりますし、自分の介在価値が出てくると思っています。

社員が目指すのは「より良いサービス」。
業務の垣根を越えた提案も歓迎される風土

実際に働いてみてのカカクコムの印象を教えてください

当社は「ユーザー本位」の考え方を大切にしているのですが、意識的にとらえているというよりは、社員ひとりひとりに自然と染み込んでいる印象があります。それはきっと、いちユーザーとして自分たちのサービスが好きで、愛着を持ってサービスづくりをしている社員が多いからだと思います。

それぞれの社員が当たり前のように「より良いサービスにしたい」「ユーザーにとって使いやすいサイトにしたい」という気持ちを持っているからこそ、私がプラスアルファで提案をしても、ウェルカムな雰囲気で話を聞いてくれるのだと思います。依頼された業務を行うことが基本にありつつも、自分から相手の業務に入り込んでいくことができる環境なので、マーケティングから他の領域にキャリアの幅を広げたいと思う方にとっても、良い風土なのではないかと感じています。

ビジネス観点を養い、広い視野で物事を捉える。
根底にある目的に沿ったもう一段上の提案を

今後のビジョンを教えてください

現在は「このページを改修するから、この部分を分析して欲しい」というような具体的な相談をもらい、その範囲内で対応することが基本になっています。その中で自分なりにプラスアルファの提案をしていますが、より事業理解を深めていけると、そのページを改修したい大元の理由から、やるべきことはこのページの改修なのか、別のページの方が目的に見合うのではないかと広い視野で考えられるようになると思います。
そのためには、まだまだビジネスの観点が不足していると感じているので、様々なことに興味や関心を持ち続けながら、広い視野で、今よりも一段上の提案ができるようになっていきたいです。

※記載内容は取材当時のものです。