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BYDの注目のレビュー

最新車種の評価をチェック

BYDと聞けば、まずEVメーカーを思い浮かべる人が多いでしょう。そのBYDが2025年12月1日、日本へ初めて投入したPHEVが、ミドルサイズSUVの「SEALION 6」です。今回試乗したのは前輪駆動のFFモデル。398万2000円という価格は、このサイズのPHEVとしてかなり戦略的です。ただし、安さだけで評価すると、このクルマの本質を見誤ります。 エクステリアは、同社が提案する「海洋シリーズ」に共通するモチーフを採り入れながらも、全体としてはオーソドックスなSUVにまとめられています。ひと目でBYDと分かるほどの強い個性はありませんが、それは見方を変えれば、輸入車であることを過度に意識せず選びやすいということでもあります。新鮮さより、幅広い層に受け入れられることを優先したデザインです。 核となるのは、BYDが「スーパーハイブリッド」と呼ぶ技術「DM-i(デュアル・モード・インテリジェンス)」です。基本はモーターで走り、エンジンは主に発電を担当。効率のよい高速巡航時などには、エンジンが駆動にも加わります。つまり、エンジン車にモーターを足したというより、EVに長距離走行用のエンジンを組み合わせたと捉えるほうが分かりやすいシステムです。 満充電からのEV走行換算距離はWLTCモードで約100km。自宅で充電でき、普段の移動がこの範囲に収まるなら、日常の大部分をガソリンなしで走れます。一方、遠出では給油によって走り続けられるため、充電場所や待ち時間への不安も小さくなります。この「平日はEV、休日はハイブリッド」という使い分けこそ、SEALION 6最大の価値です。 走り出しは、まさにEV的です。発進は静かで、アクセル操作に対する反応も滑らか。約1.9トンの車重を意識させないだけの力があり、市街地から高速道路への合流まで、通常の使い方で不足を感じる場面はほとんどありません。速さを競うクルマではありませんが、FFには必要十分な性能があります。 ただし、アクセルを深く踏み込むと印象は変わります。エンジン回転が先に高まり、少し遅れて速度が追いつく感覚があり、加速のダイレクトさは薄れます。エンジン音もEV走行時の静けさに慣れた後だけに、やや目立ちます。穏やかに走る限り上質ですが、強い加速を繰り返す場面では、システムの洗練度にもう一歩を求めたくなります。 乗り心地は柔らかく、路面の荒れを優しくいなす快適志向です。街中や一般道では、この穏やかさが大きな長所になります。反面、高速域では操舵に対する反応がやや緩く、レーンチェンジや大きなカーブでボディーの動きが収まるまで少し時間がかかります。高速道路を頻繁に使う人は、短い街中試乗だけで決めず、速度の高いバイパスなどでも確認したいところです。 室内は価格以上に見栄えがよく、大型ディスプレイを中心に、前席のシートヒーター/ベンチレーション、パノラミックサンルーフ、プレミアムオーディオ、15Wのワイヤレス充電(それも2台分)などを標準装備。後席も広く、荷室は可倒した状態で床面がほぼフラットで、家族での旅行や大きめの荷物にも十分対応できます。オプションを積み上げなくても装備がそろう点、つまりワンプライスの価格設定は、購入時の分かりやすさを含めて大きな魅力です。 一方で、機能の多くを画面へ集約したUI(操作系)には改善の余地があります。回生ブレーキやシート空調の設定が深めの階層にあり、走行中に直感的に扱いにくい場面があります。回生の強弱も差が小さく、ワンペダル感覚を期待すると物足りません。また全幅は1.9m近いため、自宅駐車場や日常的に使う立体駐車場との相性は必ず確認すべきです。運転支援も装備内容だけで判断せず、車線中央維持の自然さなどを試乗で確かめることを勧めます。 ただ、ここで知っておきたいのが世界の自動車のトレンドになりつつある「OTA(Over-The-Air)」、通信回線を使いソフトウエアをアップデート出来る機能です。「SEALION 6」には試乗時ではまだ一度もアップデートされていませんが、他のBYD車はこれにより、ADASの効き具合や機能の改善も数多くされています。“絶対”はありませんが、UIなども含め、いずれ使いやすく進化していくことは期待していいでしょう。 充電についても使い方が重要です。普通充電に加えて急速充電にも対応しますが、これまでもPHEVを2台所有してきた身としては長距離移動中に何度も急速充電するより、出発前に自宅などで満充電にし、電気を使い切った後はハイブリッドとして走るほうが合理的と感じました。実際、充電回数を増やしても費用面の恩恵が小さく、待ち時間だけが増えたケースもあります。 PHEVは、ガソリン燃費だけを切り取って優劣を判断しにくい乗り物です。自宅充電の有無、出発時の電池残量、走行距離によって経済性が大きく変わることは理解しておく必要があります。 SEALION 6のFFは、スポーティーな走りやブランドの個性を強く求める人のためのSUVではありません。自宅充電が可能で、普段はEVの静かさと経済性を楽しみたい。しかし遠出では充電に縛られたくない。そんな現実的なユーザーに合う一台です。逆に自宅で充電できない人や、高速走行時の引き締まった操縦性を最優先する人は、価格だけで飛びつかず、他車と乗り比べたほうがよいでしょう。 細部の操作性や高速走行時の落ち着きには課題を残しますが、広い室内、充実装備、PHEVとしての使いやすさを400万円以内にまとめた商品力は無視できません。 「安いから選ぶBYD」ではなく、「EVのある生活を無理なく始めるために選ぶPHEV」。それがFFモデルの最も納得しやすい評価です。

4

2026年8月4日 投稿

試乗車:300Premium 【エクステリア】 日本の軽自動車の売れ筋であるスーパーハイト系のデザイン。 デザインは好き嫌いが分かれるだろうが、私はテールの一文字LEDの部分は好きだ。 両側スライドドアは便利だが、フロントドアの安っぽい開閉音が気になった。 【インテリア】 全体的には丸みを帯びてるが安っぽさはない。 営業マンいわくシートは本革って言ってたが私には合皮としか見えなかった。 スーパーハイト系だけあり天井は高く開放感もある。 前席を1番後ろにした状態で後部座席の膝前余裕は握りこぶし3つ分。 プレミアムは運転席が電動シートだがスイッチが貝殻っぽいデザインだった。 エンジンオンオフのたびにラッコの鳴き声がするが設定で変えられるらしい。 【エンジン性能】 EVなのでモーターだが1230kgある車重を感じることなくスムーズに走った。 サクラ、N-ONE eとも乗ったことあるが、それらに劣らない走りだった。 【乗り心地】 柔らかい。  後部座席に乗る家族は乗り心地いいって思うが、スポーティな走りが好きな人は物足りないだろう。 タイヤはSAILUNのツーリスモコンフォートって初めて見た銘柄だったが、ロードノイズは気にならなかった。 どうやら中国のタイヤらしい。 【ディスプレイオーディオ】 全グレード標準でディスプレイオーディオが付いているが、ナビのオプション設定はない。 今の時代それでいいと思うが、スマホやネットが苦手な人は結局ラジオを聴くだけになるだろう。 ちなみに音も聞かせてもらったが悪くはなかった。 【電費】 信号の多い市街地、約5kmの試乗で9.8km/kWh。 バッテリー容量が35.84kWhなので150kmは安心して走れると思う。 ただそれより遠出となると行き先での充電場所を前もって確認しておかないと帰りが不安になるだろう。 【価格】 300プレミアムに200V AC充電ケーブルを付けて約265万円(補助金差引き済) 【納期】 今の注文で11月(2026年8月1日現在) 【不満に感じたところ】 *ディスプレイは大きくていいのだが、メーターがスマホに毛がはえたぐらいの大きさなので小さくて見にくい。 *オートブレーキホールドがメモリーではないので、その都度オンにしなければならない。 【総評】 近場への利用がほとんどだがスライドドアが欲しいって人は候補にしていいと思うが、納期がどんどん延びそうな気がするので必ず都度確認した方がいいと思います。

【エクステリア】 外観は好みがあるので評価は人それぞれだと思いますが、良いデザインだと思います。 変にゴテゴテしていなくて、サイドのプレスラインも含めて流れるようなデザインが気に入っている。 【インテリア】 シンプルなのに質感が高い。 合皮との事だか触るところも座り心地もしっとりしていて満足度が高い。 本皮ではないので寧ろ気になった汚れもサッと拭き取れるのでそこも◯ 【エンジン性能】 日常使用ではあまり回すこともないが、必要な時にはしっかり回る。まあほぼ発電機として動いているのでエンジン車のような回転数と速度の一致感みたいな気持ちよさは無い。 そこをメーカーも理解しているのでしょう。普段の生活で走る速度では静粛性が高く静かに滑らかに回る感じ。 かかってる事に後から気付くほど。 【走行性能】 とても良いです。 AWDですが、0-100は5.9秒の性能ながらドッカン加速ではなく[グ〜ッ]と出てくれる感じです。 シートが良いことや静粛性も相まって気持ち良い走りをしてくれます。 【乗り心地】 柔らかめですが、揺れもしっかり収めてくれます。 車線変更時やコーナーでのロールも少なく良好です。 【燃費】 乗り方次第で大きく変わる印象です。 電気走行の特徴かも知れませんが高速道路で90kw/h〜100km/hあたりを境い目に以降はかなりバッテリーを消費します。 国内で出せる場所もありませんが、性能上は160kw/hまではEVモードで走れるそうです。ですが実使用ではHEVモードで走行し、クラッチ直結でのエンジン走行を兼ねた方が合理的だと感じました。 なお、充電100%からEVモードで自宅を出発し最寄りのIC(約3km)から95km/hで定速走行を試したところ家族乗車荷物あり、エアコン稼働でカタログ値(AWDで90km)を超え、自宅から約95kmあたりで強制HEVモードになりました。 【価格】 国内で選べるPHEVは限られており、価格で張り合えるのはプリウスくらいしかないのが現状です。 リセールまで含めると悩ましい所ではありますが、内外装や装備品、デザインや乗り心地など総合的に考えても頭一つ抜けてます。 製造国を気にされる方は素直に国産車を選ばれたら良いかと思いますが、このクルマそのものに対する価格としてはとても安いと感じています。 【総評】 塗装の質やパネルの組み付け精度、質感などは当初予想を上回り良い意味で裏切られました。 安いとは言え約450万の買い物です。不安が無かったかと言われれば正直ありました。 ですが、現状は不満がないどころか満足しかありません。 ただし、万人にオススメ出来るとも思いません。 燃費の所でも触れましたが乗り方にかなり左右される燃費(電費)です。 国産HVのように何も考えず乗って20km/Lとか出ません。 基礎充電環境がある方、太陽光を活用出来る方、他にEVをお持ちで安い充電カードをお持ちの方。 これらの方々には胸を張ってオススメできます。 BEVより安く日常はEV使用で賄えて遠出はガソリンと言うPHEVの強みが活きます。 そもそもクルマはコスパだけで選ぶ人ばかりでは無いので、気になる方は一度試乗をオススメします。 いずれにしてもイメージだけで判断はもったいないかと。 私は非常に満足しています。

BYDの話題のクチコミ

盛り上がっているトピックをチェック

  • 返信数101
  • ナイスクチコミ535
  • 2026年8月3日 更新

「中国が作る車が良いはずがない」という馬鹿にする声で溢れている。 だが、その驕りは非常に危険であり、最大限の警戒心を持つべきだろう。 かつて世界を席巻していた日本の電機産業は今や見る影も無くなってしまったが、当時も高見の位置から見下していたが、日本企業の競争力は低下し、いつの間にかシェアを奪われてしまった。 日本の基幹産業である自動車だけは同じ道を辿って欲しくない。 今やテスラを抜いて電気自動車の世界シェア1位となっているBYDだが、彼らは価格だけで売っているのではなく、品質や性能で勝負している。 「安かろう悪かろう」で買うほど消費者も馬鹿ではない。 東南アジアでもBYDがトヨタの販売台数を抜くところが出てきているが、疑いの眼差しでBYD車に乗ると誰もがその品質の高さに驚くという。 中国の企業と取引している知人の話によると、中国の企業にはとんでもなく優秀なスタッフがいて、しかもその数も日本の10倍ぐらいいるとのこと。 また彼らは技術力や開発力だけでなく、マーケティングにも力を入れていて、その国や地域に合わせて徹底的に商品の研究をするそうだ。 航続距離や充電性能が飛躍的に向上する全個体電池の開発もBYDは進んでおり、トヨタも開発に本腰を入れている。 日本の企業もBYDを馬鹿にする前に、彼らを超える性能の物を作れるようにならないと、近いうちに世界でのシェアを奪われることになるだろう。 そうならない為にも日本企業は驕りを捨てて、競争力を保つことが重要。

  • 返信数30
  • ナイスクチコミ94
  • 2026年8月3日 更新

初代アウトランダーPHEVの乗り換えを検討しています。 プラグインハイブリッドのシーライオン6、アウトランダー、RAV4PHEVに試乗しましたが、どれも乗り心地よく、静かで、数年の進歩を感じました。 コスパで選ぶならシーライオン6。 内外装の好みで選ぶならアウトランダー。 先進的な装備で選ぶならRAV4PHEV。 実際に、シーライオン6、アウトランダー、RAV4PHEV に乗ってらっしゃる方のご意見をお聞かせください。 特に、試乗ではわからなかったことや、他車と比べてどうかなど参考にさせてください。 7年くらいは乗るつもりです。 荒れたりするのはイヤなので、実際に3車のいずれかに乗ってらっしゃる方のコメントをお願いします。m(_ _)m よろしくお願いします。

BYDの人気中古車ランキング BYDの中古車 2026/08/12 現在 [更新日時] 2026/08/03 09:00 [集計期間] 2026/07/27〜2026/08/02 価格.comユーザーのアクセス数をもとに
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